阪神スクイズ失敗…コロナ禍で手薄なリリーフ 西勇に代打を出したくない作戦裏目

6回、スクイズ失敗にベンチ奥で厳しい表情の矢野監督=神宮球場(撮影・堀内翔)
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 「ヤクルト-阪神」(25日、神宮球場)

 阪神がスクイズ失敗で勝ち越し機を逃した。勝ちパターンを任されていたリリーフ3人のコロナ禍による離脱で、先発・西勇を替えたくない矢野監督の心理面が、作戦に大きく影響を及ぼしたと考えられる。

 同点で迎えた六回、阪神は大山の先頭四球、ボーアの左中間を破る二塁打で、無死二、三塁の好機を作った。打席に坂本。ここで矢野監督は2ボール1ストライクから4球目、スクイズを仕掛けた。だが、外角低めのボール球。坂本も身を乗り出して当てにいったが、バットは空を斬った。

 同点の試合展開。強攻策で打順が下がれば、西勇に打順が回る展開。同点のまま進めば、西勇に代打策が執られる。

 阪神はチーム内に新型コロナウイルスの感染者が出た影響で1、2軍の計19人の大量入れ替えを行った。リリーフは馬場、岩貞の感染に加え、球団判断で濃厚接触者と同様の扱いで小林、小川、岩崎も特例措置で抹消。能見、谷川、斎藤とともに、藤浪も中継ぎで登録された。

 継投策となれば、手薄なリリーフが酷使される窮状。コロナショックが、作戦面にも影響を及ぼした。

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