阪神・西勇 3戦連続完封や!達成すれば球団54年ぶりバッキー以来

 ヤクルト戦へ向け調整する西勇
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 25日のヤクルト戦(神宮)に先発する阪神・西勇輝投手(29)が24日、球団では1966年のバッキー以来54年ぶりとなる3試合連続完封へ、平常心で挑む覚悟を口にした。前回17日・巨人戦(東京ドーム)で、球団日本投手では1992年の湯舟以来、28年ぶりとなる2試合連続完封を達成。虎投の大黒柱が相性のいい神宮で大記録に挑戦する。

 虎の球史に名を刻む時がきた。3試合連続完封の期待を背負い、西勇が25日・ヤクルト戦に臨む。「完封というのはできて当たり前とかでできるものではない。記録よりも自分の仕事をすることを大切に一球一球投げていきたいですね」。投手分業制が進んだ現代野球で連続完封は至難の業だ。その重みを知るからこそ、いつもと変わらず自然体で振る舞った。

 前回17日・巨人戦は11日・広島戦(甲子園)に続き、無四球完封勝利を収めた。3試合連続となれば球団では66年のバッキー以来54年ぶり。プロ野球でも18年の巨人・菅野以来となる。「できたらうれしいですし、できるに越したことはないですが、まずは自分の仕事を全うしたいですね」。先発として意欲を示しつつも過剰な意識はない。眼前の一戦に集中した。

 一方、データは偉業達成を後押しする。9月は3戦3勝、防御率1・05。神宮も通算4戦3勝、防御率2・35と相性がよく、今年8月22日も7回1失点の好投で白星をゲットした。「好相性?そんな感覚ではないですね。しっかり雰囲気であったり、マウンドであったり、状況を考えながらやっていけたらと思います」。いつだって右腕は冷静沈着だ。追い風が吹いても、舞い上がるはずがない。

 この日は投手指名練習に参加し、すっかり秋めいた甲子園で汗を流した。ジョギングの先頭を走る姿にリーダーの自覚がにじむ。「西はいつもチームにプラスのモノを見せてくれている」。矢野監督の信頼は絶大だ。今年は球団創設85周年。歴史的快投で、メモリアルイヤーに花を添える。

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