阪神・糸原、千金走!サンズ中前打で一塁からイッキ生還 丸のスキつく好判断

 「巨人0-11阪神」(17日、東京ドーム)

 阪神は3本塁打で11点を奪った中、目立たなくても価値ある走塁が随所に見えた。東京ドームで好き放題やられてきた巨人に、スキを見せずに完勝。矢野監督が声をはずませた。

 「ウチらしい野球ができたし、こういう野球をやりたい。こういう野球が、タイガースの野球だと思うんで。それぞれが持ち場で持ち味を出してくれた」

 二回2死一、二塁だった。サンズが詰まった中前適時打を放つと、好スタートを決めていた一走・糸原は二塁を蹴った。

 さらに丸が山なりのワンバウンド送球をして、受けた吉川尚がファンブル。糸原はスキを見逃さず、一気に本塁へ生還した。

 7点リードの九回も手を緩めなかった。1死二、三塁で西勇がボテボテの三ゴロを放つ。三走・荒木は、田中俊が前進して一塁へ送球すると同時にスタートし、本塁を陥れた。

 なおも1死満塁では江越の中犠飛で二走・坂本だけではなく、一走・小幡も二塁へタッチアップを決めた。

 開幕から8戦8敗の東京ドームで本来の野球を見せ、ようやく一矢報いた。10・5ゲーム差で厳しい状況に変わりはないが、矢野監督は力を込めた。「次は10月に巨人戦があるんで。もう一度、挑戦権を持てるような戦いをすることが大事」。わずかな可能性でも、まだまだ諦めない。

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