阪神・秋山が5勝目 母校から甲子園キーホルダーのお礼届き「元気を与えられる姿を」
「阪神3-1広島」(12日、甲子園球場)
阪神先発の秋山は七回途中5安打1失点で5勝目を手にした。
序盤から球数も少なく快調にアウトを重ねた。ただ、8番打者から始まる七回に連続四球を与え降板。前日の西勇に続く完封を「ちょっと頭に入ってました」と意識したようで「あの下位打線に四球は反省して次に向かわないといけない」と次回登板へ意気込んだ。
それでもこの日の勝利で17年以来となる自身2度目の5連勝。広島戦には今季5試合に先発し、負けなしの3勝目だ。対広島戦での好投について「梅野の配球を理解しながら、1球、1球投げました」と梅野への感謝も忘れなかった。
さらに登板前には母校・西条高校から「甲子園の土キーホルダー」のお礼の手紙が届き目を通した。手紙には秋山への感謝の思いもつづられ、笑顔で写真に写る部員たちの姿があった。
秋山は「甲子園もなかったし、少しでも元気を与えられる姿をと(矢野)監督もずっと言ってたので」と話した。この日の力投は、高校球児たちにも力を与える1勝になったに違いない。