阪神 痛恨のドロー 7点リードを追いつかれる 大山2発6打点

 6回、坂本のパスボールで岩貞は懸命にタッチするも倉本の生還を許す(撮影・飯室逸平)
 10回、無得点で勝ちがなくなり、選手交代を告げる矢野監督(撮影・西岡正)
 6回、降板するガルシア(左)=撮影・中田匡峻
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 「DeNA7-7阪神」(8日、横浜スタジアム)

 阪神が大勝ムード一転、痛恨ドローで勝機を逃した。大山が満塁アーチを含む2打席連発、6打点と大暴れも、先発のガルシアが六回に突如の暗転。5回0/3を7安打6失点の乱調で、同点に追いつかれた。

 試合は序盤、完全に阪神ペースだった。初回、近本、糸原の連打で一、三塁とすると、1死満塁から大山が2-1から4球目、高め146キロ直球をフルスイング。逆方向へ放たれた打球は右翼席へ到達した。プロ4年、48本目が初の満塁アーチ。いきなり4点を先制した。

 さらに続く三回には2死一塁から、大山が2打席連発の17号をバックスクリーンに運んだ。五回にはサンズも16号ソロで続き、リードを7点に広げた。だが、大勝ムード一転。試合は突如、暗転する。

 六回、先発のガルシアが無死一、二塁のピンチを招くと、ソトに左翼線を破られ、適時二塁打を浴びた。さらに4番・佐野には、右翼スタンドに3ランを浴びた。これで3点差。大勝ムードが一転すると、宮崎に右前打、倉本に中前打と止まらず、4連打で途中降板となった。

 「野手の方々にたくさんの援護をしてもらったのに、こういった展開にしてしまい申し訳ないし、悔しいね」

 ここで、代わった能見が戸柱を一ゴロに抑え、1死二、三塁。続く代打・中井の打ち取った打球が、不運にも右前にポトリと落ちて追加点を失う。さらに代打・神里に死球を与えたところで交代。能見でも流れを止めることができず、岩貞を投入した。

 打者一巡し、再び梶谷の打席。その初球、捕手の坂本がパスボール。痛恨のバッテリーエラーで1点差まで迫られた。それでも梶谷を二直に抑えたが、続く大和に中前適時打を浴び、同点に追い付かれた。

 以降は両軍ともに好機であと1本が出ず、6度目の延長戦も勝敗は付かなかった。

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