阪神惜敗 首位巨人と7・5差に…10回馬場が山田哲に決勝犠飛を許す

 10回、馬場は山田哲に勝ち越し犠飛を許す
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 「阪神2-3ヤクルト」(2日、甲子園球場)

 阪神が延長の末に破れ、4連勝を逃した。首位巨人とのゲーム差は7・5となった。

 十回から登板した馬場が2安打で1死一、三塁のピンチを招き、山田哲に決勝犠飛を許した。その裏、1死一、二塁の好機で近本が併殺打に倒れた。

 13連戦の2戦目は、矢野燿大監督の通算100勝に王手がかかった一戦だった。相手先発の山中に苦戦していたが、流れを変えたのは前夜サヨナラ弾を放ったサンズだった。

 2点を追う七回。六回まで2安打のみと苦しめられてきた山中に対し、糸井が中前打で出塁。続くサンズは3-1から高めの109キロスライダーをフルスイング。滞空時間の長いアーチが左中間席に着弾し、試合を振り出しに戻した。

 サンズは来日初の3試合連続本塁打。外国人選手では15年9月のゴメス以来、5年ぶりの記録だ。

 先発のガルシアは序盤に2失点を喫したが、中盤以降から立ち直りを見せた。6回2失点。勝利投手とはならなかった価値ある力投で、試合を作った。

 そして守備では2年目の小幡が好守連発。2点ビハインドの四回1死一塁。中村が鋭いライナー性の打球を放ったが、これを小幡がダイビングキャッチし、ピンチ拡大を阻止。さらに五回2死走者なしでは山田哲の打球を逆シングルでさばき、間一髪でアウトにする好プレーとなった。

 試合終盤は雨脚が強まり、足場の悪い中で戦ってきたが、選手たちは執念のプレーを披露。前夜に続く激闘を繰り広げたが、あと一歩及ばなかった。

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