【中田良弘氏の眼】阪神の勝因はブルペン陣の好投

 「広島3-5阪神」(30日、マツダスタジアム)

 初回に3点を先制した展開。阪神の理想は秋山に白星がついてほしかったんだけど、それでも追いつかれながら勝ち越せたのはブルペン陣の好投に尽きる。

 この3連戦初戦にサヨナラ打を浴びた岩崎が七回を抑えた。死球と安打でピンチは背負ったけど、早いうちに嫌なイメージを消すことができたと思う。

 岩貞は3連投になったけれど、先発の時と違ってペース配分をする必要がないから、スピードガン以上の球の威力を感じさせてくれている。調子のいい投手をどんどん使うのは、この世界の鉄則。同じメンバーばかりの継投と思うかもしれないけど、ベンチに調子がいいと判断されているのだから、選手も意気に感じてやってもらいたい。

 ただ、9月1日からは今季最長の13連戦が始まる。当然、13連投なんてできるはずがないし、登板過多はシーズン終盤にしわ寄せを呼ぶ。先発陣には1イニングでも長く投げてもらって、中継ぎ陣を休ませる日を作ってもらいたい。

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