阪神 打線爆発で3位浮上!陽川が逆転3ラン ボーアは2発の大暴れ

 6回、勝ち越し3ランを放つ阪神・陽川尚将
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 「阪神11-3中日」(26日、甲子園球場)

 阪神が3本塁打を含む11安打11得点と打線爆発で中日を下し、連勝。2カード連続の勝ち越しを決め、3位に再浮上した。陽川の1号逆転3ランが決勝打。ボーアも2本塁打の大暴れで、借金完済まであと1勝とした。

 二回、2死走者なしで打席を迎えたボーアが、中日先発・福谷がフルカウントから投じた6球目、内角寄り139キロフォークに反応。最後は右手1本になりながら捉えた打球は低い弾道で右翼スタンドへ突き刺さった。

 前夜25日の同戦から2試合連続となるアーチ。豪快な11号で先発のガルシアを援護した。

 「大好きな甲子園で2試合連続のホームランが打ててよかったね。いい先制点になったし、まだまだ点を取れるように頑張るよ」

 さらに1点を勝ち越された六回、1死一、二塁。2戦連続で3番に入った陽川が、カウント1-1から福谷が投じた3球目。真ん中付近の136キロフォークを完璧に捉えた。

 「前の2人がいい形でつないでくれたので、その流れに乗って打つことができました。ガルシアも頑張ってくれていたので、最高の結果になってよかったです」

 打球は、球場に響く衝撃音とともに左中間席へ一直線。中堅・大島も打球を追うのも諦める今季1号3ランで逆転に成功した。豪快な一撃に先発のガルシアもベンチを飛び出して感情を爆発。満面に笑みを浮かべながら陽川を出迎えた。

 この一撃に再び奮起したのがボーアだ。2死一塁で打席へ。右腕の初球、外角のツーシームを強振。高々と舞い上がった打球は左中間スタンドに吸い込まれた。12号2ラン。大砲のバットが貴重な追加点を奪った。また、21日・ヤクルト戦(神宮)以来となる1試合2本塁打。うち、本拠地では半数の6本塁打と、広い甲子園をモノともしないパワーだ。

 この日は高卒2年目の小幡が「8番・二塁」でプロ初スタメン。球団では10代の内野手の先発出場は、1995年の平尾博司(選手名は当時)以来、25年ぶりとなった。その小幡が遊撃失策で出塁した七回には木浪、大山の2点適時打で、ダメ押しとなる4得点。今季5度目の2桁得点に達した。

 一方、先発のガルシアが6回2失点と粘り、2勝目(5敗)。七回以降は岩貞、馬場、能見とつなぎ、大量のリードを守り抜いた。

 ここまで1勝6敗1分けと、曜日別で最も成績の悪かった水曜日に快勝。連勝で3位に浮上したチームは、2位・DeNにも1差に迫る。甲子園での対中日戦は、今季5戦5勝。27日は青柳の先発で6連勝を狙いたい。

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