【岡義朗氏の眼】阪神・植田 ベンチの意図を理解できていたか

 「広島1-5阪神」(9日、マツダスタジアム)

 快勝した阪神だが、序盤は走者を出しながらも重苦しかった。無死満塁から1点止まりだった二回の攻撃を振り返りたい。

 1点を先制した直後、1死一、三塁で植田。最低でも外野フライ、内野ゴロでも植田なら併殺はないと考えたベンチは打たせた。しかし初球にワンバウンドするような変化球を大空振り。打てないと見たベンチは、セーフティースクイズに切り替えたがファウル。結局はど真ん中を見逃して三振に倒れた。

 次打者が投手だけに、ベンチとしては何としても植田で追加点を奪いたかった。内野が定位置より前に出てきていただけに、目線を高めにして内野の頭を越すことを考えれば、低めの変化球には手を出さない。ベンチの意図をどれだけ理解できていたのか疑問だ。

 逆にきっちり犠打を決めた九回は、貴重な追加点を呼び込んだ。冷静な状況判断やバントの精度を上げるには、頭を使うことで補える。ベンチの意図も考えながら打席に立つことが、植田のレギュラー奪取への近道となるはずだ。

2023-11-05
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