阪神・植田 打で魅せた!自己最多3打点、巨人戦2点以下打線ぶち破った

 4回、2点タイムリー二塁打を放つ植田
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 「阪神11-0巨人」(6日、甲子園球場)

 打って守ってグラウンドを駆け回った。巨人にやり返したい-。阪神の“伏兵”がまずは打撃に強い気持ちをぶつける。プロ通算219試合で3打点の植田が、この日だけで今季初打点を含む自己最多の3打点をたたき出した。

 1点リードで迎えた四回1死一、二塁、4球目に梅野と木浪がダブルスチールに成功した。チャンスが拡大し「盗塁してもらったので何とか返そうと、食らいつきました」。

 打球は右中間を破る2点適時二塁打。これがプロ初のタイムリーとなり「良かったですね。いいところで打てて」と笑みを浮かべた。八回には無死満塁から四球を選び、もう1打点。中谷のダメ押し満塁弾を呼んだ。

 守備でも先発の高橋をバックアップ。五回に一塁への悪送球でピンチこそ招いたが、七回に大城が放った一、二塁間への打球をダイビングキャッチ。「いいプレーができて良かった」とピンチの芽を摘んでみせた。

 矢野監督も「健斗(糸原)がゆっくり休んでられないような状況を作ってくれたら」と、植田が頭角を現すことで負傷離脱中の主将にも競争心が芽生える。「今がチャンス。1試合、1試合、必死にやってます」。糸原の代役とは言わせない。活躍を続け正二塁手の座をつかんでみせる。

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