阪神・藤浪が先制点を許す 三回、若林に中前適時打浴びる

3回、若林(奥)に先制適時打を許す阪神・藤浪=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神-巨人」(5日、甲子園球場)

 阪神の藤浪晋太郎投手が三回、若林の中前適時打で先制点を失った。

 この回、先頭の吉川尚にストレートの四球を与える。続く炭谷は空振り三振に斬ると、戸郷には送りバントを決められて2死二塁。若林との2度目の対戦だった。

 1-1から3球目。この日、決まっていたスプリットが落ちなかった。半速球となった146キロが高めに浮き、中前適時打を浴びた。それでも続く坂本を中飛に抑え、最少失点で切り抜けた。

 676日ぶりの勝利を目指す藤浪は、初回、まずは先頭の若林に対してオール直球勝負。2-2から154キロで詰まらせ、二ゴロに打ち取った。続く坂本との対戦では、最速156キロを計測。3球目、スライダーで二邪飛に打ち取った。さらに丸を154キロで二ゴロに抑え、3者凡退で初回を切り抜けた。

 さらに二回には、最速157キロを更新。4番の岡本から空振り三振を奪うなど、2者連続三振で3者凡退に抑えた。

 今季初登板となった7月23日の広島戦では、6回4安打ながら4失点で敗戦。前回7月30日のヤクルト戦では、7回4失点で2敗目を喫した。それでも自責点1の内容に、矢野監督は「三回以降は素晴らしい投球だったし、勝てる中身のある投球。それが一番収穫かな」と高く評価し、今回の先発に大きな期待を寄せていた。

 登板2戦はなかなか得点がないだけに、序盤の得点で藤浪に援護点を送りたい。

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