阪神・矢野監督「巨人をどう倒すかは大事なところ」藤浪ら未勝利組勝って勢いづける

 この3連戦が今季の虎を大きく左右するかもしれない。開幕直後に最大8個の借金を抱えた大きなつまずきを思えば、勝率5割はよく巻き返したとも思える。だが、あくまで狙うのは阪神・矢野監督が早くから公言する“日本一”しかない。

 シーズンの約3分の1に差し掛かる時点で、首位・巨人とは5ゲーム差。「巨人が走っているんでね。クライマックスもないんで、優勝しか日本シリーズに行けない。巨人をどう倒すかは大事なところになる」。指揮官は目標達成へ向けて、重要なカードと位置づける。

 敵地・東京ドームの開幕カードでは屈辱の3連敗、宿敵を勢いづけてしまった。やり返そうと甲子園に巨人を迎えた7月7~9日は、初戦、2戦目と雨天中止。3戦目はボーアの一発で勝利したものの、まだまだリベンジは果たしていない。

 巨人の先発はハーラートップの5勝を挙げる菅野、3勝で5位タイにつける戸郷、そして7月9日に黒星をつけたとはいえ、昨季まで0勝4敗と苦しめられた“天敵”のメルセデスという布陣。

 「晋太郎(藤浪)も状態が上がってきているし、投手が頑張ってね。向こうもいいピッチャーが来るんで頑張ってもらいたい」と矢野監督。今季まだ勝利のない藤浪、ガルシア、そして待望の今季初登板となる高橋が白星をつかめば-。単純に首位とのゲーム差を詰めるだけではなく、チームの勢いは一気に増す。

 しかも、ホームの甲子園から始まり、広島、横浜と移動しながらの真夏の9連戦だ。何よりもまずは、引き続き『ウル虎の夏』として行われる巨人戦。イエローユニホームを身にまとってのG倒で波に乗り、首位戦線へ殴り込みをかける。

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