阪神 甲子園の96歳誕生日飾れず 祝砲どころか7者連続三振…

 「阪神3-7DeNA」(1日、甲子園球場)

 阪神は甲子園の誕生日を勝利で飾れなかった。1924年8月1日に竣工し、“96歳”を迎えた本拠地でファンはうつむいた。今永に7者連続三振を許す屈辱的な敗戦。14日ぶりの借金生活となった。

 7月28日・ヤクルト戦で20点を奪って以降、低調な打線はまたしても振るわなかった。矢野監督の悩みも深まってきた。「前回のヤクルトからちょっと打てないんで。どうしても中継ぎが踏ん張れない形のゲームになってしまっている」と声のトーンを落とした。

 不振を象徴する悪夢は、五回無死から始まった。先頭・西勇から3者連続三振。六回はサンズ、大山、ボーアのクリーンアップが、全て真っすぐで空振り三振。スタンドからメガホンの音が消えた。

 七回は好調な梅野までも空振り三振。阪神が1人の投手に7者連続三振を喫するのは、12年4月7日・巨人戦での杉内以来8年ぶり4度目となった。

 悔しさはある。ただ、矢野監督は打てなかったことは反省しつつ、次戦へ目を向けた。「今永と毎日やるわけじゃない。明日は明日の投手が来る。その中で一人一人が、状態を上げていくのが大事になってくる」。引き分けを挟んでの3連敗は1カ月ぶり。正念場で踏みとどまり、甲子園に一日遅れのバースデープレゼントを贈る。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス