阪神・近本 虎最多猛打ショー!セ独走12盗塁 スタメン復帰後打率・423!

 4回、三盗を決める近本
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 「阪神3-7DeNA」(1日、甲子園球場)

 阪神がDeNAの一発攻勢に屈し、1分けを挟んで3連敗。借金生活に逆戻りした。このまま沈むわけにはいかない。ここが踏ん張りどころだ。敗戦の中、2番に入った近本光司外野手(25)が3安打を放ち、チームトップ3度目の猛打賞をマークした。今季初の1試合2盗塁も決めるなど奮闘。8月反攻へのキーマンとなりうる存在だ。

 再び借金生活に逆戻り…。虎党にとってはショッキングな夜となったが、近本が希望の快音を奏でた。自慢の足でも常に次の塁を狙う。一時の打撃不振に別れを告げ、本来の姿を取り戻した。8月1日、虎のスピードスターが甲子園球場の“誕生日”に完全復活だ。

 初回、先発今永から中前打を放つと、2点を追う四回は先頭で鋭く一、二塁間を破った。1死後、大山の打席で三盗に成功。6番梅野の2点タイムリーを呼び込んだ。

 4点ビハインドとなっても諦めない。八回は無死一塁から右前打で鮮やかなエンドランを決め、無死一、三塁から2つ目の盗塁をマークした。7月26日・中日戦以来、今季3度目の猛打賞はチーム最多。12盗塁もリーグトップを独走。シーズン120試合ながら、昨季36盗塁を上回る41盗塁ペースだ。

 この夜は2試合ぶりに2番で出場。なかなか打順が定まらない中、確実に打撃は復調。7月は5試合連続ベンチスタートを経験したが、スタメン復帰後6試合は26打数11安打、打率・423の大暴れだ。復調を信じていた矢野監督も頼もしそうにうなずいた。

 「チカが出たらやっぱり盗塁というところを想像して、警戒するというところでいうとキーになる選手にはなる。チカの当たりが出てきているところは一つのプラス材料やし。その回数が多くなれば得点になるのでね」

 近本の奮闘むなしくチームは今季4度目の3連敗で7月18日以来の借金1。投手陣は5被弾し、野手陣も今永に7者連続三振の屈辱にまみれた。首位巨人とは6ゲーム差。ここが正念場だ。清水ヘッドコーチも前を向く。

 「打線も点を取れていないし、いい状態にはないけれど、せっかく開幕後の苦しい状態から(勝率)5割まですぐきたのでここで何とか踏みとどまらないといけない。もう一度ネジを締め直します」

 開幕直後のような惨状は見たくない。次カードから夏場の9連戦が控えるだけに、2日は大事な一戦だ。勝率5割復帰へ、近本が再進撃の合図を告げる。

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