【小山正明氏の眼】阪神「近本1番」以上のオーダーない
「阪神3-7DeNA」(1日、甲子園球場)
この試合、阪神・陽川1番というオーダーで始まった。これに関して、大いに疑問がある。
近本は開幕からの不振があったとはいえ、バットコントロール、選球眼、そして何より走力において、チームでは出色だ。
一つには、日替わりオーダーというものは、野手にとってどこを見つめながらプレーすればいいのか、焦点を絞りづらい。しっかりと、自身の役割を果たすことができるところに、各選手を配置した方が、能力を発揮しやすい。
加えて“1番論”で言えば、近本以上にプレッシャーを与えられる選手が果たして阪神にいるかどうか。陽川の良しあしではない。相手が嫌がる野球として「近本1番」以上のオーダーは現状、思い当たらないのだが、どうだろうか。