「ウエスタン、ソフトバンク－阪神」（２９日、タマホームスタジアム筑後）

　プロ２度目の先発に臨んだ阪神ドラフト３位・及川雅貴投手（１９）＝横浜＝が入団後最長の５回を投げ、１０安打５失点。悔しい結果に終わったが、光を見せた場面もあった。

　１軍経験豊富な打者相手に初回は痛打された。６球で２アウトを取った後に相対した長谷川との対戦。カウント１－１から１４６キロ直球を完璧に捉えられ、右越えの先制ソロとされた。続く内川にも変化球を左前打とされてしまった。

　ただ、及川はすぐにリベンジも果たした。三回に長谷川と対戦した際は遊ゴロ併殺打に。四回、五回に再び対戦した内川は遊ゴロと右邪飛に抑え、やられっぱなしでは終わらなかった。

　この日は長谷川やリチャード、真砂に本塁打を浴びるなど、打ち込まれたシーンも際立った。課題も収穫もあった８９球。ウイークポイントを見つめ直し、次回登板までに修正を図る。