阪神・大山 これぞ4番だ!V撃全打点、7月打率5割超え絶好調 今季初の猛打賞

 8回、右線へ適時二塁打を放つ大山
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 「阪神2-1DeNA」(12日、甲子園球場)

 これぞ4番、まさに“大山祭り”だ。5試合連続で4番でスタメン出場した阪神・大山が決勝打を含む2打点の大活躍。今季初の3安打猛打賞で勝利を彩った。有観客の聖地に感動を与えた背番号3は「大山悠輔」タオルを掲げる虎党の思いをバットに込めた。

 「自分の名前の書いてある赤いタオルを広げてもらうだけで力になりますし、ファンのために何とか結果で喜んでもらいたいと。勝てたので良かった」

 無失点投球の岩貞に最高の援護点だった。両軍無得点の六回2死二塁で打席に入った。「サダさんも一生懸命粘ってくれているので、何とか点を取りたい」。カウント2-1から平良の140キロのシンカーを強振。打球は遊撃・大和の頭上を越える先制の左前適時打。4番の責務を果たした。

 初回は6試合連続安打となる中前打、八回はパットンから右翼線へ適時二塁打と勝負強さを発揮。「1点でも多くという意味では2点目のタイムリーは大きかった」。九回に1点差まで詰められただけに、追加点が勝敗を左右した形だ。

 昨季は108試合に4番で出場。4番の重責と戦い、結果を引きずることもあったという。「(昨季の)経験を生かすも殺すも自分次第。(今季は)引きずりをどこで止められるか。プラスの引きずり方というか、次の試合にどう生かすかを考えることで試合の入り方も変わる」。いかに前向きに次戦へ切り替えられるかを頭に入れた。

 開幕三塁争いはマルテに敗れたが、今季の4番先発成績は17打数9安打の打率・529、2本塁打、6打点。矢野監督は「いやもうね、素晴らしい。全てにおいて十分なバッティングをしてくれた」と手放しに褒めた。勢いに乗る大山。取り戻した4番の座で、これからも希望を与える一打を放つ。

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