阪神・ボーア 聖地3戦連発再現や!打撃好調、開幕巨人戦のリベンジ誓った

 「広島(降雨中止)阪神」(6日、マツダスタジアム)

 阪神は6日、広島戦(マツダ)が雨天中止となり、帰阪した。7日からは甲子園開幕となる巨人戦。6月の練習試合で甲子園3試合連続弾を放ったジャスティン・ボーア内野手(32)は、好調な打撃で開幕カード3連敗のリベンジを誓った。矢野燿大監督(51)も伝統の一戦で勢いを加速させ、有観客試合となる10日からのDeNA3連戦(甲子園)へ弾みをつける考えを語った。

 今季初の連勝後に、9連戦を回避する恵みの雨が降った。7日の移動ゲームも回避。開幕から5カード連続のビジター戦を終えたが、少しずつ風向きは変わっている。

 7日からはようやく甲子園開幕となる巨人3連戦。矢野監督は「連勝で帰って来られたというのはプラスだし、ここから巻き返すという新たなスタートが切れるかなと思います」と語った。5カード連続のホームゲームを前に、まずは開幕カードで3連敗した宿敵にリベンジを誓う。

 2連勝中は23安打17点。打線が活発な中、カギを握るのはボーアだ。甲子園で行われた6月2~4日の練習試合・広島戦では、対外試合初本塁打を含む3試合連続アーチを放っている。

 開幕直後の大不振を脱し、状態も一気に上向いてきた主砲。6月24日・ヤクルト戦で来日初安打を放って以降、29打数11安打、2本塁打、7打点。5日・広島戦では満塁弾を放ち、「ファイアボール」を連発するなど、陽気な本来の姿も取り戻してきた。

 巨人には特別な思いもある。開幕カードは4番を任されながら、3試合で12打数無安打に終わった。「最近はいい戦いができているし、前回負けている相手だから、今回は勝ちたいね」。リベンジへの思いは強い。

 チームとしても、伝統の一戦できっかけをつかみたい。対戦カードが一回りして借金6で最下位ながら、10日・DeNA戦からは5000人を上限に有観客試合がスタートする。巨人3連戦で連勝を伸ばすことができれば、ファンの後押しが加わり、一気に状況が好転する可能性もある。

 矢野監督は「少ない人数だとしても、ファンが入ってくれた中でプレーできるというのは、特にホームなので力に変えてやっていければ」。開幕延期後もファンサービスに力を入れてきた指揮官は有観客を大歓迎した。

 ボーアも「すごく楽しみだね。ファンの皆さんの前で勝てるように頑張るよ!」と声を弾ませた。首位を走る宿敵を甲子園でたたき、気持ちよく虎党を迎え入れる。

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