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阪神ボーア 連勝V満塁弾!OBSそろい踏み8打点 今季初のカード勝ち越し

 3回、勝ち越しの満塁弾を放ったボーアはファイアポーズで雄叫びをあげる
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 「広島3-8阪神」(5日、マツダスタジアム)

 目の覚めるような一発だった!阪神は三回、大山の押し出し死球で追い付くと、ジャスティン・ボーア内野手(32)が決勝グランドスラムを右翼席に突き刺した。チームは今季満塁機に7打席無安打だったが、B砲が最高の形で“呪縛”を解き放った。大山、サンズにも一発が飛び出し、今季初の連勝とカード勝ち越しを決めた。きょう6日も鯉を料理し、7日の甲子園開幕戦へ弾みを付ける。

 これがメジャーでも屈指と言われたパワーを持つ男の一発だ。グランドスラムを確信したボーアがゆっくりと走りだす。会心の一撃を食らった遠藤は、涙目でぼうぜんとマウンド上に立ち尽くした。

 ベンチにできた祝福の列に向かってファイアポーズを3発お見舞いし、さらにテレビカメラに向かって1発。満塁弾を示す合計4発のポーズを決め、「みんながつなげてくれた、いい流れを止めたくなかったんだ。いつだってランナーをかえすことができた時は気持ちがいいもんだね」とニヤリと笑った。

 失投を逃さなかった。2死満塁で迎えた三回の第2打席。2球で追い込まれた後に、直前の1球と同じチェンジアップがど真ん中に来た。「追い込まれて、より一層集中したんだ。ランナーをかえすという僕の仕事をするためにね」。強振ではない。いつものように軽く合わせただけに見えるスイングでも、打球は右翼席中段まで楽々と到達した。

 チームの、そして自身の“呪縛”を解く満弾だ。開幕から7度の満塁機に無安打1打点と得点は上本の犠飛のみ。あと一本がでないことが敗戦につながっていた。ボーアも巨人との開幕カードで、合計3度の満塁機がありながらいずれも凡退。宿敵相手に屈辱の3連敗スタートとなったやり玉に挙げられた。

 3試合目に4番を外され、7試合目には初のスタメン落ち。それでも腐ることなく、陽気にどん底のチームを盛り上げ、自身の状態も上げてきた。開幕19打席目に初安打を放った6月24日のヤクルト戦以降は打率・355、この日でチームトップの7打点となった。

 「野球をする時はしっかり野球に集中して、家に帰ったら家族との時間をとても大切にしているんだ」。オンとオフの切り替えを大事にしているが、長期遠征が続く今はテレビ電話での会話が貴重な“オフタイム”だ。

 家族が待つ関西に戻るまであと少し。「ホームでの長い試合が続く前に連勝できたのは大きい。この勢いを続けていきたいね」。連日の打線爆発で今季初の連勝、そして開幕5カード目にして初の勝ち越しも決めた。主砲ボーアの鋭角な打撃上昇とともに、矢野監督が描く2020年の『理想型』にチームがようやく近づいてきた。

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