阪神・大山 マルテに代わって4番弾!2戦連発の2号2ラン
「広島3-8阪神」(5日、マツダスタジアム)
阪神の大山が2試合連続の2号2ランを放った。マルテに代わり今季初めて「4番・三塁」でスタメン出場。3点リードの五回、1死一塁から遠藤が投じた低めへのカーブをうまく拾い上げ左翼席に運んだ。ベンチに戻ると西勇とエアタッチ。好投を続けるエースを4番が援護した。
「相手に流れを渡したくない中で、次の1点を取りたいと思っていたので、チャンスを広げようという気持ちで打席に入りました。しっかり、いいスイングができました」
九回の第5打席にも内角直球に詰まりながらも右前打を放ち、2安打3打点。連日のマルチ安打、今季初の複数打点だ。
矢野監督は「最後のヒットも素晴らしい。なかなか使うチャンスがなくて、悔しい思いもしていると思うし。本当に中身もしっかりしている。楽しみ」と評価した。
公式戦での4番スタメンは昨年9月30日・中日戦(甲子園)以来。「4番に置いても遜色ない。去年も4番の経験あるんでね。総合的な判断です」と起用理由を説明した。
開幕から三塁レギュラーの座はマルテに譲る形になったが、このままでは終わらない。真の4番になるために-。大山の逆襲劇は始まったばかりだ。