阪神快勝9得点!4連敗で止まる 近本、ボーア、梅野が猛打賞 大山にも待望1号

 4回、2点タイムリーを放つ近本(撮影・飯室逸平)
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 「広島3-9阪神」(4日、マツダスタジアム)

 阪神が広島に打ち勝ち、連敗を4で止めた。相手エース・大瀬良との対戦。今季最多を更新する15安打9得点と、ついに打線がつながりを見せた。

 先発の岩貞が6回9安打3失点の粘投で今季1勝目。チームは1週間ぶりの勝利で、ようやく今季3勝目を手にした。

 試合は初回、2死一塁の場面で、4番・マルテが仕事をした。初球、真ん中付近に投じられた144キロ直球をフルスイング。痛烈な打球は左中間席に突き刺さった。先制の2号2ラン。「ずっと先制点を取れていなかったので、チャンスで自分の仕事がしたかったし、最高の結果になってよかった」と、納得の一発で試合の主導権を握った。

 さらに二回には近本の中犠飛で追加点。円陣を組んだ四回には、サンズ、梅野の連打後、2死二、三塁から近本が2点適時打を放った。近本は七回にも左前打を放ち、今季初の猛打賞。開幕から不振に泣いたキーマンが、ようやく調子を上げてきた。

 5点のリードを奪いながら、六回に3点を失って再び2点差。ジワリ追い詰められる中、迎えた七回には1死三塁から糸井が左前適時打。さらに1死一、三塁でボーアが左犠飛を放ち、リードを広げた。

 八回には誕生日を迎えた上本が右犠飛で、球団最多タイの1試合3犠飛を記録した。近本、梅野、ボーアの3人が今季初の猛打賞をマーク。九回は大山にも今季1号ソロが飛び出した。先制、中押し、ダメ押しと効果的に得点を奪った。

 また、決勝2ランを放ったマルテが、三回の打席後に途中交代。6月21日の巨人戦(東京ドーム)から、4番起用が続いていただけに、仮に離脱となれば大きな戦力ダウン。今後の状態が不安視される。

 一方、岩貞の降板以降は岩崎、スアレス、馬場とつなぎ、リードを守り抜いた。9連戦の初戦で連敗を止め、打線爆発での1勝。昨季まで6シーズン連続で負け越すなど、苦手にしているマツダスタジアムで大勝だ。5日は西勇が先発する予定。エースで今季初の連勝&カード勝ち越しを狙う。

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