阪神・矢野監督、状態優先で打線組む 相手投手の「右左関係なく使っていきたい」
阪神の矢野燿大監督(51)が3日、広島戦の中止後、今後は状態優先の日替わり打線を組む方針を示した。
これまでは相手投手の左右や、相性を考慮して先発を組んできた。だが、チーム打率・201は12球団ワースト。12試合で24点しか奪えず、開幕ダッシュ失敗の原因となっている。
「今であれば、調子がいいんであれば(相手投手の)右左関係なく使っていきたい。調子のいいのが見当たらないんでね。現状、こっちの中で、機能してくれそうなメンバーを選んでいく形になっていくのかな」。練習から状態を見極めて、貧打解消を目指す。
2日・中日戦は右腕・岡野に対して、右打者・上本、北條を先発起用。この日中止になった広島戦では大瀬良に対し、上本を2番に置き、2試合ぶりにMBS砲を並べていた。
何とかして突破口を開きたい。今季ワーストの4連敗で、借金は監督就任以降でワーストの8。苦しい状況で4日・広島戦(マツダ)から9連戦に臨む。
「(今は)目の前の試合できっかけをつかみたいというところの方が強いんでね。先を考えてやれるチーム状態というより、そういうことを考えることの方が必要かなと思っている」。苦悩が続く指揮官は、必死に貧打解消の糸口を探っている。