阪神・高橋遥人が101日ぶり実戦復帰 2軍戦で1回無失点

力投する高橋(撮影・高部洋祐)
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 「ウエスタン、中日-阪神」(3日、ナゴヤ球場)

 コンディション不良からの完全復活を目指す阪神・高橋遥人投手(24)が1イニング限定で実戦復帰登板を果たした。3月24日の練習試合・DeNA戦(横浜)以来101日ぶりの登板で、1回1安打無失点。計9球を投げ、上々の再スタートを切った。

 雨が降りしきるナゴヤ球場で、意気揚々と腕を振った。六回からマウンドへ。先頭の岡林の初球が内角に抜けたがこの日最速の144キロを計測。左前打を打たれ、いきなり出塁を許したが、ここから高橋は冷静だった。

 3番・根尾を133キロの変化球で二塁への併殺打で一気に2アウトを取ると、最後は4番・石川昂を143キロ内角直球で中飛に抑えた。ベンチに戻る際はバッテリーを組んだ岡崎と顔を見合わせ、安どの表情を浮かべていた。

 左肩の不安などもあり、実戦復帰のメドが経っていなかった6月に高橋は鳴尾浜で「自分のせいなので…。もう6月じゃないですか。(現在の調整が)順調かは分からないですけど、それよりもチームに申し訳ないなという気持ちがやっぱりありますね」と本音を漏らしていた。そこから順調に回復して、実戦復帰登板ができたのはチームにとっても光だ。

 1軍は2勝10敗と苦しい戦いを強いられており、先発投手陣に勝ちがつかない状況も続く。高橋が完全復調となれば、先発として起用されるに違いない。徐々にギアを上げて、万全の状態で1軍のマウンドに帰ってくる。

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