阪神大敗 4番ボーアが大ブレーキ…G戦開幕連敗は42年ぶりの屈辱

7回、2死満塁の好機に見逃し三振に倒れるボーア(撮影・飯室逸平)
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 「巨人11-1阪神」(20日、東京ドーム)

 阪神打線が振るわず、巨人に2連敗を喫した。シーズン開幕からの連敗は、2006年以来14年ぶり。巨人戦開幕に限れば1978年シーズン以来、42年ぶりの屈辱となった。

 対巨人戦は2007年を最後に、昨シーズンまで12年連続で勝ち越しがない。開幕ダッシュがカギを握る120試合シーズンだけに、まずは3連戦3連敗だけは阻止したい。

 ハイライトは2点差で迎えた七回。代わった3番手のビエイラを攻め、2死ながら満塁の好機を作った。ここで打席が4番・ボーアに巡る。巨人ベンチはすかさず左腕・高木京を投入した。

 1ボールから3球、全て直球勝負。明らかな変化球待ちのボーアは、バットすら振ることができず見逃し三振に終わった。これで前夜から8打数無安打。この日は三回にも2死満塁で二ゴロ。2度の得点圏、3度の走者を置いた場面での凡退となった。

 来日後の実戦はこれで左投手に対して22打席無安打。打順の巡りもあるが、矢野監督は八、九回の2イニングを残した中で途中交代を決断。同点で迎えた四回、勝ち越し打を放った巨人・岡本に対し、結果的に4番の打席内容が勝敗を分ける試合展開になった。

 先発の岩貞は6回3失点と粘ったが、同点に追い付いた直後に3四球。押し出し四球などで2点を失った。「四球絡みの失点だったので、もったいなかった。勝負所で粘ることができず悔しいです」。さらに2点差の七回にはルーキーの小川を投入。この回、押し出し四球を含む打者一巡の猛攻を浴び、8点を失うなど勝負が決まった。

 この日は左腕・田口対策として、「5番・左翼」に大山を入れるなど、野手8人のうち4人を入れ替えた。四回、原口が一時同点となるソロ本塁打を放ったが、矢野監督がこだわる「2番・近本」も2戦連続で無安打。投打ともに歯車がかみ合わず、痛い大敗となった。

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