阪神・西勇 開幕投手不安なし!初対外戦5回2失点4K 4連続けん制で走者くぎ付け

 先発し力投した西勇
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 「練習試合、阪神4-7ソフトバンク」(5日、甲子園球場)

 2週間後に控える開幕へ、阪神の西勇が上々の仕上がりを示した。ソフトバンクの強力打線に対して、5回5安打2失点。本人の降板後コメントからも手応えが伝わってくる。

 「自分の試したいことや、やりたいことはできたと思いますし、今日の登板を踏まえて、これから開幕に向けて自分がやるべきことも改めて明確になったので、収穫は多かったですし、いい登板だったと思います」

 今年初のナイター。初回から抜群の制球力を披露した。1死後に迎えた周東をフロントドアで見逃し三振に。内角の厳しいコースから144キロシュートをストライクゾーンへ。まさかの軌道に売り出し中の若タカも目を丸くするしかなかった。三回に上林に中前先制打を浴び、四回は柳田に右中間へ同点ソロを被弾。それでもリズムよく投げ、予定の5回を70球でまとめた。

 ピッチング以外でも西勇らしさ全開だ。栗原に右前打で出塁を許した三回は、バントの構えの甲斐へ初球を投じるまで4球連続けん制。ラストは絶妙のタイミングながらセーフとなり、思わず笑みをこぼす場面もあった。

 投げるだけじゃない。五回は好フィールディングで魅せた。甲斐が放った股下を抜けそうな打球を好捕。落ち着いて一塁送球し、投ゴロに仕留めた。投手の手本を示す姿に矢野監督も満足げだ。

 「(失点は)1点、1点の投球ですし、西らしさというのも、しっかり出ている部分もありましたし。五回までしっかりいった。球数少なく、順調にきていると思います」

 次回12日の練習試合・オリックス戦(京セラ)の登板を経て、19日・巨人との開幕戦(東京ドーム)へ向かう。伝統の一戦は「純粋に楽しみです」と語る菅野との投げ合い。コロナ禍の不安が続く中、西勇が総仕上げに入る。

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