阪神・矢野監督、北條にバスターエンドラン!いきなり攻めタクトで勝利つかむ

 「練習試合、阪神3-2広島」(2日、甲子園球場)

 練習試合初戦からエンジン全開だ。阪神・矢野監督がシーズン同様の采配を見せ、アロハポーズも決めてチームを鼓舞。対外試合の再開を勝利で飾った。

 「やっぱりね、練習試合とはいえ、勝って良かったなと思います。野球がやれて、本当に楽しいというか、いい気持ちでできて、いい感じで勝てて良かったなと思います」

 甲子園での対外試合は3月8日・巨人戦以来。快晴の下で野球を楽しみながら、開幕までの限られた調整機会で高い質も求めた。

 2点リードの五回無死一塁だった。2ボールからの3球目に、バスターエンドランを指示。北條は外角高め、ボール気味の直球を強引に叩き、三遊間を破る左前打を放った。

 指揮官は一塁上の北條をアロハポーズで祝福。「あれをやってくれたというのはすごく助けられた」。目尻を下げた後、さらに畳み掛けにいった。

 無死一、二塁で糸井が適時打を放った後、続く無死一、二塁で近本には送りバントのサイン。近本は初球を三塁線に転がして1死二、三塁とした。

 「一発でほぼ100点というか、最高のバントを決めてくれた。中身も含めて、価値があった」。マルテ、ボーアが凡退して最高の形とはならなかったが、実戦感覚を取り戻している段階で、細かいプレーが成功したことは収穫だった。

 「そういう作戦で点を取っていくのはウチの中では大事になってくる」。選手が躍動してつかんだ勝利。指揮官には確かな手応えが残った。

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