阪神・青柳は4回2安打無失点4K 最速143キロ計測
「練習試合、阪神ー広島」(2日、甲子園球場)
先発した阪神・青柳晃洋投手(26)は4回を投げて2安打無失点4奪三振。最速143キロを記録した。走者を背負った場面でも、慌てることなく粘りを見せ、内容でも変化球など収穫の多い納得のマウンドとなった。
「全体的にやりたいことはできたので、すごく良かったと思いますけど、死球の後の四球はもったいなかったです。ピンチを作らないのが一番ですけど、今日はいろいろ試しながらできたので、その点は良かったと思います」
久々の対外試合でも無失点のピッチングで期待に応えた。初回を3人で抑えると、二回には1死からの失策で走者を許したものの、続く安部を二塁への併殺打に仕留めて難なく切り抜けた。
三回は1死からの連続四死球で一、二塁のピンチを背負ったものの後続をピシャリ。四回2死一、三塁ではメヒアから空振り三振を奪った。五回からは2番手の谷川にマウンドを譲った。
対外試合再開の一戦のマウンドは火曜日の先発ということもあり、今後もカード初戦の先発を任されていく可能性がある。前日には「今回から複数イニングを投げるので、ボールの精度、体力面をしっかり確認したい」と話していた中で、結果を残した。
「キャンプで練習していたカットボールやシンカーを有効的に使えたので、シーズンでも使えるボールになった手応えはあります。次の登板に向けては三、四回に球数が多くなってしまったので、もう少し球数を少なくして、長いイニングを投げられるような投球をしていきたいです」と収穫を強調。次につながるピッチングだった。