阪神ドラ2井上、いいとこ取りまくる!広島・鈴木ら一流長距離砲の動画チェック

 阪神のドラフト2位・井上広大外野手(18)=履正社=が9日、鳴尾浜で自主練習後に球団を通じて取材に応じ、寮で過ごす時間で一流選手の“いいとこ取り”を進めていることを明かした。以前に見た落合氏、楽天・浅村の動画に加え、最近は広島・鈴木誠、巨人・岡本、西武・山川の打撃フォームをチェック。ソフトバンク・内川の著書まで購入し、レベルアップのヒントを模索している。

 将来を嘱望される18歳は、グラウンドを離れても野球に没頭している。まさに“打撃小僧”。井上は一流打者の動画から、プロ野球界での成功への道を模索し続けていた。

 4月17日には、活動休止中に動画で三冠王・落合氏(元中日など)の打撃論を学び、楽天・浅村から体幹の重要性を再確認したことを明かした。

 あれから3週間。自主練習再開後も、動画で新たな情報を収集していた。「下半身の使い方や踏ん張り方などを見てます」。注視したのは、球界を代表する右打者3人だった。

 4年連続25本塁打超えの広島・鈴木誠。2年連続30本塁打超えの巨人・岡本。2年連続40発超えでパ・リーグ2年連続本塁打王の西武・山川。現在は3人のスイングをインプットし、自主練習で自分のスイングに導入できるかを試している。

 関心を示しているのは、長打力だけではない。最近は通算2171安打のソフトバンク・内川の著書「バッティングバイブル」を購入。「手元に届けば早く読みたいなと楽しみにしています」。高卒1年目ながら、実戦で4本塁打を放っている主砲候補は、どこまでも貪欲だ。

 この日の自主練習は約3時間、汗を流した。重点を置いているのは打撃につながる動き。「バッティングで下半身が使えてない感じがあるので、内野ノックを多く捕って、下半身の重心移動を意識してやってます」。理想のスイングに近づくために、体作りにも時間を惜しまない。

 動画からは刺激も受けた。世間の注目を集めたロッテ・佐々木朗、ヤクルト・奥川の投球映像に、「同級生も考えながらやっていると思うので、自分もできることを考えて取り組みたいと思います」。同期の姿を見て練習に一層、身が入った様子。全体練習再開が待ち遠しい。

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