岡田彰布氏 元阪神オーナー手塚氏悼む「こちらの考えを聞き、動いてくれた」

 阪神は21日、電鉄本社元会長で第7代オーナーを務めた手塚昌利(てづか・まさとし)氏が、18日午前1時50分に心不全のため、神戸市内の病院で死去していたことを発表した。89歳だった。葬儀・告別式はすでに執り行われ、後日お別れの会を開催する予定(日時などは未定)。2004年にオーナーへ就任すると、フロントのトップとして岡田監督をバックアップし、05年にリーグ優勝を果たした。訃報を受け、岡田彰布氏は手塚氏を悼んだ。 

  ◇  ◇

 訃報に接し、在りし日の手塚さんを思い起こすと、きちんと話を聞いてくれるオーナーでした。前任者の久万さんとは対照的というか、そんなにあれをやってくれ、これをやってくれではなく、現場の話を聞いた上でバックアップしてくれた方でした。

 選手時代には直接的な関わりはなかったですが、初めて話をしたのは2003年オフ、タイガースの監督に就任した時。そこで膝と膝を突き合わせて、野球の話からいろんな話をしたんですけど、本当に物静でこちらの考えを聞いてくれる。そしてそのために動いてくれる方でした。

 2005年に優勝を達成できたのも、自分の考えを押しつけるのではなく、チームを温かく見守っていただき、背中を押してくれたからだと思います。甲子園で優勝の瞬間に立ち会ってもらって、記念撮影にも参加していただきました。心より、ご冥福をお祈りします。

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