阪神・青柳 左封じ 課題克服で3回1失点「良かった」

 「オープン戦、ヤクルト2-2阪神」(24日、ANA BALL PARK浦添)

 2020年の開幕へ向けて、変則サイドスロー右腕が充実感を漂わせながらマウンドを降りた。開幕カードのヤクルトを相手に先発した阪神・青柳が3回2安打1失点。巧みにボールを操って、燕打線から凡打の山を築き、順調な仕上がりを見せた。

 「結構、良かったかなというボールが多かった。最少失点というのは収穫ですけど、先頭のフォアボールが失点につながったので、そこは反省したい」

 立ち上がりは安定した投球を披露した。先頭の坂口を外角の直球で二ゴロに仕留めると、山田哲、青木も力強い真っすぐで打ち取って三者凡退。悔やんだ二回は先頭の雄平に四球を与えるなど連打で無死満塁を招き、西浦の遊ゴロの間に1点を失った。

 緩急に加え、光ったのは両サイドを使った投球だ。「(左打者に)シンカーで入ったり、山田さんの時はカーブから入った。今までやっていない新しいことを試せてよかった」と、その取り組みは課題とする左打者にも効果を発揮した。坂口や青木、雄平ら左打者と7度対戦。2四球を与えたものの安打は許さなかった。

 開幕ローテの一角を担うことが濃厚な右腕。矢野監督は「しっかりローテに入って、引っ張っていってもらいたいっていう思いはあるんで。もっともっと上を目指してもらいたいなと思います」とさらなる期待を寄せた。

 3月20日に幕が開ける今シーズン。残された時間はあとわずかだ。今季もローテを守り抜き、自身初の2桁勝利へ着実に歩を進めていく。

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