阪神・西、ボーアら相手にフリー打撃登板 開幕へ調整順調

打撃投手を務め力投する阪神・西勇輝=かりゆしホテルズボールパーク宜野座(撮影・高部洋祐)
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 「阪神春季キャンプ」(13日、宜野座)

 西勇輝投手(29)が、今キャンプ初めてフリー打撃に登板した。2020年シーズンの開幕投手最有力候補。新外国人のボーア、サンズ、福留、糸井らを相手に58球を投げ、安打性の打球は9本に抑えた。

 マウンドから時折見せる白い歯に、順調な調整具合がのぞく。登板前にはブルペンに入り、梅野を相手に10球を投げた。その後、マウンドに向かうと、リズムよく打者との間合いを確認した。スライダーなど変化球も交える投球。内外角に投げ分けながら、感覚を呼び戻すように投げた。

 9日にはブルペンでチーム最多、200球の投げ込みを行った。まだここまで実戦登板はないが、シーズン開幕に向けて着実にペースを上げている。1月にはエース道を歩む覚悟を口にし、先発の柱を担う決意で臨む2020年シーズン。矢野監督が「一番近い」と話すなど、開幕投手の最有力候補に挙がる。 今後は打者相手に投げたことで、実戦登板と段階を踏んでいく流れ。阪神のエースとしてシーズン開幕を逆算した調整を続けていく。

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