阪神・近本 サッカー式新スパイクで疲労軽減&軽量化「足が楽になりました」

 近本のスパイク
2枚

 阪神の近本光司外野手(25)が疲労軽減を目的に、新しいスパイクを試していることが6日までに分かった。契約するアシックス社に求めたのは、足へのストレスを少しでも減らせる靴。その要望を受け、ベロ部分をサッカーシューズと同じ1枚に改良した。レギュラー定着、2年連続盗塁王、チームの優勝へ向け、新相棒と共に2年目のシーズンも躍動する。

 1年間全力で戦い抜くため、近本が“いいとこ取りスパイク”を導入する。真価が問われる2年目に向けた新たな武器。「ベロの生地が変わって薄くなった。(通常の2枚重ねを縫い合わせたものから)1枚になったので足が楽になりました」と、履き心地にも十分の満足感がある。

 ルーキーイヤーの昨季は、一般的なベロが付いたスパイクを使用してきた。「守っている時に(足に)疲労を感じることが多かった」。1年間戦い抜く中で感じたのは、攻撃に比べて打球処理やカバーリングなど動きの多い守備での疲労感。その率直な思いを契約するアシックス社に伝えた。

 要望を受けて変更された靴ひも下のベロ部分。導入されたのは、スポーツの中でも運動量が多いとされるサッカーのベロだ。「野球のスパイクに採用したのは初めて」とメーカー担当者。結果、足首の締め付けを改善できただけでなく、片足約270グラムから約20グラムの軽量化に成功した。

 ベロ部分だけでなく、つま先部分にも手を加えた。「小指が痛かったので、そこの布を1枚だけはがしてもらいました。履いてみたら全然違うようになっていたのでよかった」と近本。全くストレスが掛からなくなったという。

 また、新たなソールのスパイクも使用している。これまでと異なるのは歯だ。樹脂製のスタッドと金具のミックス。「これまでよりも軽くて、足が全然疲れないです。今年は、まだ疲労がきていない」。樹脂は金属よりも軽く、練習で長時間履いても疲労を感じにくいと十分な手応えを感じている。

 チームの優勝と2年連続の盗塁王を目指す今季。戦いへ向けた準備は着々と進んでいる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス