阪神・西勇、若手よ「がっつけ」“開幕”自覚も競争こそV近道

 阪神の西勇輝投手(29)が1月31日、「ウル虎の夏2020」で着用する、サードユニホームの発表会に梅野隆太郎捕手(28)とともに出席した。

 西勇は「開幕」の2文字に静かに反応した。1月中から柱としての覚悟を口にし、エース道を歩むと決めた2020年。矢野監督は「一番、本命に近い」と、開幕投手の最有力候補に挙げる。指揮官の描く構想を歓迎した上で、右腕は理想のチーム像を語り始めた。

 「嫌な気はしないし、重圧に感じることもない。光栄なことです」。自覚と責任は胸にある。ただ、願うのは相乗効果だ。「後輩たちががっついてくるのを、楽しみに待ちたいね。みんなが一つのイスを奪いにいく形でいい」。競争の先にチーム力のアップがある。

 会見には梅野と2人で登壇。ゴールデングラブ賞コンビは、連続受賞を狙う1年に「負けない投手」を目指す。「勝つことも難しいけど、負けない大切さは分かっている」。12、1月のハワイ自主トレでは、瞬発系のトレーニングに重点を置いた。「状態はすごくいい。自分的には楽しみなキャンプになる」。プロ野球の“正月”を前に気持ちは高ぶる。

 ダイヤ柄がちりばめられたウル虎ユニホーム。昨季は登板がなかっただけに「着て投げたい」と心待ちにする。相手は巨人、DeNAと、昨季の上位2球団だ。「Aクラスで優勝を目指せるように頑張りたい」。目指すは15年ぶりの頂点だ。先発の中心は西勇。チーム内の競争からリーグを勝ち抜く1年を駆ける。

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