新井貴浩氏 矢野監督の頭の中には常にファンの存在

 デイリースポーツ評論家・新井貴浩氏(42)が、阪神・矢野燿大監督(51)を直撃。現役時代に優勝を経験している2人は、チーム一丸で戦った昨季終盤の戦いぶりから、今年の飛躍を予感。指揮官から優勝宣言まで飛び出した対談を終え新井氏が感じたことを語った。

  ◇  ◇

 就任1年目、選手も監督の姿を見ていたと思う。夏場以降、最後の負けられない戦いになった中で、あのベンチの盛り上がり方や、選手の表情を見て確信した。監督の考え、方向性が選手だけじゃなく、チーム全体に浸透した。1年をかけて矢野さんが浸透させた。

 自分がどうこうというより、どうすればファンの方が喜んでくれるか。頭の中には、常にファンの方の存在があると感じる。ブレない強さがある。今年、監督がどういう野球をしたいのか、皆が分かっている中でのスタート。すごく楽しみなシーズンになりそうだ。

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