糸井 契約最終年の来季こそVジャッカる 超人節全開!2月にはヨシオ「102%」で

 阪神の糸井嘉男外野手(38)が11日、兵庫県西宮市の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。来年の目標として「いろんなものをジャッカルしたい!!」と、流行のラグビー用語で15年ぶりのリーグ優勝を宣言した。現状維持の年俸4億円プラス出来高払いで更改。4年契約の最終年となる2020年シーズンは、矢野監督の胴上げを誓う。(金額は推定)

 会見の席に着いた糸井は、悔しさを隠すようにニヤリ笑った。「金額?想像にお任せします」。4年契約の3年目が終了。現状維持での更改に「(上がる?)ム、ム、ム!?変わりません」と明かすと、手術した左足首の状態にも超人節が続く。

 「98%。あと2%足りないです」。順調な回復には声色も明るく、最後に再び笑いを誘った。「いろんなものを、ジャッカルしたい!!」。この日、パレードを開催したラグビー日本代表に影響されたのか、“奪い取る”という意味合いの用語で来季の抱負を語った。

 今季は主に3番で103試合に出場。チームトップの打率・313など、勝負強い打撃で中核を担った。だが、8月9日の広島戦(京セラドーム)で、二盗を企図した時にベースで左足首付近を強打し、離脱した。その後、同患部の腱(けん)に若干の損傷が判明。懸命なリハビリを続けたが状態が上向かず、手術に踏み切った。

 「8、9月は自分の中で得意な月。楽しみな月やったんですが、ケガをしてしまい、残念なシーズンでした」

 振り返れば悔しさは募るが経過は良好で、既に鳴尾浜で屋外トレーニングを再開。強度の強いランニング、屋内打撃練習なども行っている。「もうちょいですね。2月には102%。2%プラスで!!」。原状回復ではなく、さらなる上積みを狙う。「この年で手術までさせてもらった。鬱憤(うっぷん)を晴らしたい」。強い覚悟がのぞく。

 ジャッカルしたいものとは…。そんな質問に超人は、「来たな」と笑って答えた。「やっぱり優勝。1年間、戦力として活躍できるようにしたい」。5日には高山から、挑戦状が届いた。定位置を狙うライバルを歓迎しつつ、まだその座を譲るつもりはない。「僕は誰にも負けたくないので」。個人、チームで“トライ”し、悲願の頂点を奪い取る覚悟だ。

2023-11-05
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