球児「矢野監督をどうしても男にしたい」年俸2億!40歳シーズン絶対優勝や

 来季こそ優勝を成し遂げる。阪神の藤川球児投手(39)が10日、西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、単年契約、今季年俸1億4000万円から6000万増の2億円でサインした(金額は推定)。プロ22年目、40歳を迎える2020年。「矢野監督を男にしたい」と、優勝への熱い思いを吐露した。

 『優勝』の2文字を渇望する思いが、熱い言葉となって藤川の口をつく。キャリアを重ね、1年1年を勝負として考える年齢になった球児。プロ22年目を迎える来季を見据えた際に浮かんだのが、優勝して矢野監督を男に、という思いだった。

 「現役も一緒にやったし、矢野監督をどうしても男にしたいという気持ちがありました」

 今季はシーズン途中からストッパーとして君臨し、56試合で4勝1敗、16セーブ、防御率1・77の数字を残した。主にセットアッパーとして53試合に登板した昨季は、チームが最下位に終わり「責任を感じている」とダウン提示を希望。1000万円減での契約となった。

 今回の更改では球団も6000万増の2億円の高評価。「リリーフの成功率がキャリアの中で一番よかった。そのへんは球団との約束を果たせたので」。抑えに回った7月下旬以降は、セーブ機会で失敗なしという結果に満足感を漂わせる。

 矢野監督は早くも来季の抑えに球児を据えることを明言。名球会入りの条件となる日米通算250セーブへ、あと7セーブに迫る。虎の守護神は優勝を第一に掲げつつも、「自分に携わってくれた方や応援してくれたファンへの恩返し。どうしても達成しなければいけないとは思っています」。珍しく自分の記録にもこだわりを見せた。

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