近本、母校・関学大「学長賞」第1号に 創立130周年機に新設
虎の韋駄天(いだてん)が新たな勲章を手に入れた。阪神の近本光司外野手(25)が9日、母校の関西学院大が新たに設けた『学長賞』の栄えある第1号に選出された。この日、同校が発表した。12日に同校で行われる授賞式では、学生、教職員を前にスピーチする予定だ。
『学長賞』は関学の同窓生として輝かしい功績を収めた者に授与しようと、新たに同校が創設した。近本はルーキーイヤーの今季、巨人・長嶋茂雄を超えるセ・リーグ新人最多の159安打をマークするとともに、36盗塁で盗塁王のタイトルを獲得。創立130周年を機に新設された賞を与えるにふさわしい活躍と判断された。
田口壮(元オリックス)、宮西尚生(日本ハム)、陸上短距離の多田修平らスポーツ界のみならず、経済界ではオリックスでシニア・チェアマンを務める宮内義彦氏、芸能界では高島忠夫さん、大江千里…。関学出身者はさまざまな分野での活躍が目立つ。その中でも近本は、まだ誰も手にしていない称号を手にする。
6日の契約更改では、虎の新人野手では史上最高の昇給となる3倍増の4500万円で更改し、7月に長女が誕生していたことも明かした近本。授賞式では“学院の顔”として、胸を張って母校に凱旋する。