ドラ2井上 目標修正40発→60発!生え抜き掛布以来のタイトルへ「4番座りたい」

 バットを手に、拳を突き上げる井上
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 阪神の新人選手入団発表会が2日、大阪市内のホテルで行われ、ドラフト2位・井上広大外野手(18)=履正社=が2日、「本塁打王」を目標に掲げた。さらに矢野監督からのゲキを受けて、40本の目標設定を“60本”に修正。球団の生え抜き選手では、1984年の掛布雅之氏以来となる最高峰のタイトル獲得へ。若き大砲候補が、ミスタータイガースへの道を歩み始める。

 球団史に新たな歴史を刻み込む。井上は真っすぐな瞳で、堂々と宣言した。「ホームラン王になりたい、40本以上打ちたいです」。変わらない夢、野望。生え抜きでは1984年の掛布雅之氏以来となる本塁打のタイトル奪取を目標に掲げた。

 大きな指令が飛び出した。井上がそっと、隣を見やる。矢野監督から「(本塁打王を)狙ってもらうために指名した。40本と言わず、50本、60本。スケールの大きい選手になってほしい」とエールが送られると、未来の大砲候補もすぐさまこれに呼応。「40本」の発言を訂正し、でっかく夢をぶち上げた。

 「最終的には60本目指して頑張りたい」

 堂々と宣言し直すと、笑顔で無数のフラッシュを浴びた。「誰よりも多くホームランを打つんだ」と心に決め、これまでも重たい十字架を背負ってきた。今夏の甲子園大会決勝でも、星稜のエース・奥川(ヤクルト1位)から決勝3ランをマーク。履正社初の優勝に貢献した。将来的に狙うは、2013年にバレンティンが記録したシーズン60発。日本球界トップの大記録へ、照準を合わせた。

 目標をかなえるために、言葉にする。井上の強い思いは不変だ。ドラフト時から掲げる「ホームラン王」の目標は、ミスタータイガースへの道へと通じる。タイトル奪取で球団史に自身の名前を刻み込む。

 タテジマのユニホームに袖を通すことは人生初だという。「似合っているか不安」と首をかしげながらも、最後には「似合っているんじゃないかな」とニヤリ。つかみは、ばっちりだ。「阪神でも4番に座りたい」。井上が笑顔で、ミスタータイガースへの第一歩を力強く踏み出した。

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