ドラ2井上、目指すは「ホームラン王」 実現すればバース以来、矢野監督も期待
阪神は2日、大阪市内のホテルで新人8選手の入団発表会見を行った。同2位の井上広大外野手=履正社=は、将来的に「ホームラン王」のタイトル獲得を誓った。
壇上に立った井上はまず、「野球人生の中で初めてタテジマのユニホームを着るので、似合っているか不安です」とあいさつ。司会者から、自分ではどう思いますか?と問われると、「似合っていると思います」と言って笑わせた。
その後、憧れの選手に阪神の先輩となる福留孝介外野手、対戦してみたい投手に巨人の菅野智之投手を挙げた。「履正社の先輩でもある坂本選手に、スライダーでも2種類の曲がり幅があると聞いた。そういった投手と対戦してみたいです」。さらに、将来的に狙いたいタイトルを問われると、キッパリと言い切った。
「ホームラン王です。40本以上打ちたいです!!」
今夏の甲子園では、決勝戦でヤクルト1位の奥川恭伸投手=星稜=からホームランを放ち、日本一を決めた天性のアーチスト。過去、阪神のホームラン王となれば、1986年のランディ・バース(47本)までさかのぼる。さらに生え抜き選手となれば、1984年の掛布雅之(37)以来となる。
力強い宣言に、矢野監督は「狙ってもらうためのドラフトですから。歴史に名を残したいというコメントもあった。40本と言わず、50本、60本。スケールも大きい選手になってほしい」とコメント。
指揮官のエールに、井上は目標を“上方修正”。「最終的には60本目指して頑張りたいです!!」と笑わせ、壮大な夢を掲げた。