2軍も“マサ塾”219勝エキス注入 春季Cは宜野座、安芸巡回コーチ
ベテランもルーキーも“マサ塾春季講座”で学ぶ。阪神は来年2月の春季キャンプでも臨時コーチを務める山本昌氏(54)が、1軍の沖縄・宜野座、2軍の高知・安芸の両キャンプを巡回する形でコーチングすることが20日、分かった。
19日に終了した秋季キャンプでは、藤浪、高橋遥、青柳ら参加した17人がそれぞれにマサ効果を実感した。その絶大な好影響を受けて、球団は一人でも多く塾生となることを希望。1、2軍の垣根なく幅広く指導を願おうということだ。
谷本球団本部長は「沖縄がメインですが、安芸にも。だって(山本昌氏の)話を聞いたことがない新人も入ってきますから」と説明。矢野監督も「今回こんだけ寄り添ってやってもらえたことにはめちゃめちゃ感謝してるし。話を聞いてプラスしかないと思うんで」と効果が全投手に及ぶことを期待する。
1軍キャンプではベテランの藤川、能見、そして来季はエースとしての活躍が期待される西ら実績のある投手に加え、ドラフト1位の西純矢(創志学園)が参加しているかもしれない。
また2軍では今回の秋季キャンプで指導を受けた若手だけでなく、ドラフト3位・及川(横浜高)、6位・小川(東海大九州)のルーキーにも技術面だけでなく、投手の考え、“長寿”の秘訣(ひけつ)など219勝投手のエキスを注入してもらいたい。
今季12球団トップの防御率を誇った阪神。レジェンドの助けを借り、より強力な投手王国を築いていく。