岩貞 紅白戦でマサ直伝スクリュー試す!誤算の今季糧に“死に物狂い”でローテ奪う

 「阪神秋季キャンプ」(13日、安芸)

 阪神・岩貞祐太投手(28)が13日、来季は死に物狂いで開幕から先発ローテをつかむ覚悟を示した。キャンプ休日を返上し、安芸市営球場でランニングやキャッチボールで調整した左腕。16、17日に行われる予定の紅白戦でも登板の可能性があるだけに、山本昌臨時コーチ(54)直伝のスクリューボールを積極的に試投する。

 今季味わった悔しさを糧に、来季は必ず活躍につなげる。岩貞がランニングやキャッチボールを行い、休日返上で調整した。練習後、取材に応じた左腕は2020年シーズンにかける強い思いを口にした。

 「今年、初めは良かったけど、まさかの離脱があった。来年はローテを狙っていく立場。死に物狂いでつかむために、日々アピールをして準備を怠らないようにしたい」

 今季は開幕ローテに入りながら、5月上旬にインフルエンザA型に罹患(りかん)した。抹消後は右脇腹肉離れを発症した影響もあり、約4カ月間のファーム調整。結局、8試合の登板で2勝4敗に終わった。

 それだけに来季の活躍を目指す左腕にとっては、この秋季キャンプは大事になってくる。ブルペンでは山本昌臨時コーチからスクリューボールの握りを教わり、投球の幅を広げるきっかけを得た。

 最終クールの16、17日には紅白戦が行われる予定。登板機会の可能性がある岩貞は、同コーチ直伝のスクリューを積極的に試投したい考えを示した。「可能であれば投げたい。投げてみての自分の感覚もそうだし、味方じゃないと聞けない部分もある。こういう機会しかないので」。打者に勝負できる球か、実戦練習の場で試す。

 10日には下半身の張りを訴えていたが、12日にはブルペン投球を再開しており、大事には至らなかった。秋季キャンプも終盤に入っているだけに「1週間しかない。最後の最後なのでね」と気を引き締めた。

 今季は3月29日が開幕戦だったが、来季は3月20日と1週間以上早い。「去年のオフもシーズンインを意識していた。準備には技術、体が必要。配球なども考え、万全な状態で臨みたい」。“死に物狂い”でローテを奪い、納得のシーズンにする。

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