育成ドラ2奥山 誓う!3桁背番号からのトリプルスリー

 仮契約を終えて吉野スカウト(左)と握手を交わす奥山
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 阪神から育成ドラフト2位で指名された奥山皓太外野手(22)=静岡大=が10日、静岡市内のホテルで入団交渉に臨み、支度金200万円、年俸300万円で仮契約した。球団史上初の国立大出身選手。国立大で野球を続ける選手たちの希望の星となることを誓い、将来的な目標にトリプルスリーを掲げた。

 金屏風(びょうぶ)の前で見せた凜とした表情は、強い決意をうかがわせた。プロでの第一関門は3桁の背番号からの卒業。「自分は大学生ですし、与えられた時間は限られている。1日でも早く支配下という目標は常に持っています」と早くも危機感を口にした。

 育成から支配下へ。そして、その先には大きな目標を描く。「走攻守そろった選手になりたい。最終目標としてトリプルスリーを目指せる選手になること」と球団史上初となる快挙達成を口にした。

 50メートル走5秒8、遠投120メートルと俊足と強肩が売りのルーキー。「プロのレベルに近づいていけるように」と課題の打撃を改善するためにバットを振り込み、両手はマメだらけだ。

 「活躍することで、国公立で野球をする選手の励みになると思う。自分が活躍して影響を与えられたらいい」と誓うのは“国立大の星”。無限の可能性を秘めた奥山が、球団史を塗り替えるための一歩を踏み出した。

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