退団の鳥谷 少年少女にメッセージ「これはピンチじゃなくてチャンス」
阪神を退団する鳥谷敬内野手(38)が20日、東京都三鷹市で行われた三鷹青年会議所50周年記念事業「みたか夢フェスタ2019」に出席した。テーマは終わらない夢を。今後もプレーする姿で子供たちに夢を与える。
鳥谷が何人もの少年少女らにこう話しかけた。「君の夢はなに?」。思いを伝えたかった。この日はCSファイナルSの最終戦後、初めて公の場に登場。多くの虎党も駆けつけた。16年間育ててもらった阪神の退団を決意。夢をかなえる道は一つではない。その思いがラストメッセージに凝縮されていた。
「小学校のコーチにもらった言葉で、常に大事にしている言葉があります。『ピンチと思うなら、チャンスと思え』。今回阪神を辞めることになって、これはピンチじゃなくてチャンスだと。みんなも常にチャンスだという気持ちを持って、いろいろなことにチャレンジしてほしい」
諦めなければ、夢はかなう。子供たちに誓った、新たなる挑戦の舞台へ。鳥谷はまた走り始める。