近本目指す「日本一」復活兆しのリードオフマンあらためて宣言

 「セCSファイナルS・第4戦、巨人-阪神」(13日、東京ドーム)

 阪神の近本光司外野手(24)が12日、あらためて下克上での日本一を掲げた。崖っぷちに陥った11日・CSファイナルS第3戦で劇的勝利。3点三塁打で流れを呼んだルーキーは、「自分の中でも、チームとしても、納得いくような終わり方をしたい」と、奇跡をつなぐ連勝を誓う。

 「どんな時でも負けられないけど、1年間やってきた最後に、こういう形でここまで来たので」。シーズン終盤の6連勝で3位に滑り込み、大熱戦でCSファーストSを突破した。それでもファイナルSで連敗。負けが許されない第3戦で、輝いたのは近本だった。

 3点差で迎えた五回。2点を返して、なおも2死満塁だ。右翼線に走者一掃の三塁打で逆転に成功した。再度追い付かれ、最後は大山が決勝弾。ヒーローは同級生に譲ったが、劇的な勝利に欠かせぬ活躍だった。迎える第4戦。巨人は高橋が先発する。今季1安打で、対戦打率・077だが、相性は関係ない。

 「本当に負けると、今年のシーズンが終わってしまう。一日でも長くできるように。日本一を目指してやっていく」。奇跡の扉を開いてきたのは、虎のリードオフマンだ。日本シリーズの挑戦権まであと3勝。負ければ即敗退の“トーナメント”だ。崖っぷちで輝くルーキーが、チームの希望をつないでいく。

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