メッセンジャー「苦楽を共にした仲間」鳥谷との別れ惜しむ

引退セレモニーで鳥谷(手前)と抱き合うメッセンジャー
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 「阪神6-3中日」(29日、甲子園球場)

 引退セレモニーを開催したランディ・メッセンジャー投手が、盟友でもあった鳥谷敬内野手との別れを惜しんだ。

 この日、中日戦で最後の登板に臨むと、先頭の大島を空振り三振に斬った。役目を終えてマウンドを降りる右腕の元に、鳥谷が花束を持って歩み寄った。サプライズ登場に「あの瞬間は、少し感情的になる部分はあった」と回顧。がっちりと抱き合い、互いの健闘をたたえた。

 「最高だったね。10年間、一緒だったし、同級生だった。いろんな苦楽を共にした仲間だったからね」。メッセンジャーの入団から10年、鳥谷は長くショートを守り抜いた。「花を持ってきてくれたこと、本当に意味が大きかったですし、最高の瞬間でした」と喜び、感慨に浸っていた。

 一方、鳥谷も試合後、盟友との別れにさみしげな表情だった。「一緒に戦ってきましたし、最後まで投げ抜くという気持ちを持った投手でした。たくさん助けてもらったので、残念ですけど…」。鳥谷もすでに今季限りでの退団を表明している。勝っても負けてもレギュラーシーズンは、30日の中日戦が阪神タイガースの一員として、ラストゲームになる。運命の一戦に向けて「とにかく頑張ります」と、引き締まった表情でグラウンドを後にした。

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