「阪神－中日」（２９日、甲子園球場）

　残り２試合を連勝すれば、ＣＳ進出となる阪神。チームは３戦連続無失点勝利で４連勝と勢いに乗る。土俵際での大一番。先発マウンドには今季限りで引退を表明しているメッセンジャーが上がる。

　来日１０年間で日本通算２６２試合に登板し、９８勝８４敗。こだわり続けた日本通算１００勝まであと２勝と届かなかったが、チームを支えてきた。前日２８日には、現役最後の先発マウンドに向けて日本語で「ガンバリマス」と意気込んでいた右腕。慣れ親しんだ聖地のマウンドで最後の勇姿を披露する。

　打線は２試合連続で主砲・マルテが欠場。代わって「４番・一塁」で大山が主軸を務める。また、今季１５９安打をマークし、笠原和夫（南海）が残した新人歴代２位の１６０安打まであと「１」とした近本が「一番・中堅」で出場。猛虎打線が一丸となり、白星をつかみとる。

　中日の先発は柳。試合開始は１４時の予定。スタメンは以下の通り。

　【中日】

　１番・中堅　大島

　２番・遊撃　京田

　３番・左翼　福田

　４番・一塁　ビシエド

　５番・三塁　高橋

　６番・二塁　阿部

　７番・右翼　平田

　８番・捕手　加藤

　９番・投手　柳

　【阪神】

　１番・中堅　近本

　２番・三塁　北條

　３番・左翼　福留

　４番・一塁　大山

　５番・二塁　糸原

　６番・右翼　高山

　７番・遊撃　木浪

　８番・捕手　梅野

　９番・投手　メッセンジャー