鳥谷が菅野撃ち!代打で同点の2点適時打 虎党からは大歓声
「巨人-阪神」(15日、東京ドーム)
阪神が大きな勝負手を打った。四回2死満塁で、先発・岩貞を早々に降板させ、代打・鳥谷を送る。大歓声に包まれると、流れを呼び込む同点打を放った。
1-3の四回。先頭のマルテが、ヘルメットが取れるほどの、気迫のこもったヘッドスライディングで二塁打をもぎ取ると、。その後2つの四球で、2死満塁となった。打順は、9番・岩貞へ。ここで打席へ、背番号「1」が向かうと、大歓声に包まれた。
その4球目だった。巨人・菅野の139キロのカットボールをはじき返すと、打球は一、二塁を破る。走者2人が生還し、同点。三塁ベンチでは、仲間も総立ちで拳を一塁上の鳥谷へと掲げた。
続く木浪が中前適時打で続き、試合をひっくり返した。勢いよく勝ち越し。阪神が主導権を握った。
阪神・鳥谷として臨む戦いは、残り10試合となった。今季3打点目。球団広報を通して、「自分の打席に集中して、積極的に振りにいきました。走者をかえすことができてよかったです」とコメントした。ベンチへ退いた鳥谷へ。左翼席の虎党からは「いいぞ、いいぞ、鳥谷」の大合唱が何度も贈られた。