矢野阪神 連勝ストップも夏ロード5割締め 3位・鯉と3差!逆転CSへ仕切り直す

 6連勝ならずも、スタンドに詰めかけた阪神ファンに帽子をとって応える矢野監督
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 「ヤクルト5-1阪神」(25日、神宮球場)

 連勝は5で止まった。阪神は三回に福留の適時打で先制するも、四回以降はチャンスであと一本が出ず逆転負け。この日で最後となった夏の長期ロードは、10勝10敗1分けで終了。27日からは本拠地・甲子園に戻って6連戦に臨む。矢野燿大監督(50)は「ワイワイできるような試合を見せたい」と虎党を魅了する野球で巻き返すことを誓った。

 投打がかみ合わない日もある。今季初の6連勝を逃し、長期ロードも勝率5割でフィニッシュ。矢野監督は潔く敗戦を受け入れた。

 「投打ともに結局、紙一重やと思う。チャンスは作ったけど、結果一本が出えへん。(投手も)あと一歩のところ粘れたら全然違うゲームになったと思う。今日はどっちも勝負どころでの結果が出なかった」

 先発・ガルシアは4回2/3を2失点ながら二回以降は毎回、先頭打者を出す不安定な内容。5連勝中は先発に全て勝ちが付いていたが、流れに乗り損ねた。

 打線も三回に福留の適時打で先制点を奪った後、好機で決定打を欠いた。18日・巨人戦以来、1週間ぶりの黒星。借金3に逆戻りとなった。

 それでも長期ロード終盤は、ポストシーズン進出へ希望が見えた。20日・DeNA戦の開始前。矢野監督が緊急ミーティングを実施後、快進撃が始まった。同戦から連勝が始まり、指揮官はヒゲを伸ばして験担ぎ。今季初の5連勝を記録した。

 「チャンスを作ってあと一本を出して、ピッチャーみんなでつなげていくというのは今のチームの一番良い理想の形だと思うんで。そういう形は見えつつあるかなと思う」。残り24試合で、3位・広島とは3ゲーム差。逆転CS進出は完全に視界に捉えている。

 今後は本拠地のファンから大きな後押しも受けられる。27日・中日戦からは、8月1日・中日戦以来26日ぶりとなる甲子園での試合が待っている。

 「やっぱり久しぶりやから。また甲子園でワイワイできるような試合を見せたいし。今日負けたことは残念で、勝って甲子園に戻りたいっていうのはあったけど。また盛り上げられるように結果も出したいし、全力で頑張りたい」

 この試合は今季の神宮での最終戦だった。試合後に三塁ファウルグラウンドを歩く矢野監督に対して、ファンからのヤジはなく、声援が送られた。まだ誰も諦めていない。期待に応えるために、本拠地で逆転劇へ再スタートを切る。

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