阪神 福留の適時打で先制 ガルシアが好走塁でホーム踏む
「ヤクルト-阪神」(25日、神宮球場)
今季最長、5連勝中の阪神が福留孝介外野手(42)の適時打で先制した。
またしても打線に勢いをつけたのは、ベテランの一打だった。
両軍無得点のまま迎えた三回だった。1死から、先発のガルシアが左前打で出塁。大きなガッツポーズを見せ、ベンチを鼓舞すると、2番・木浪は死球を受けた。2死一、二塁で福留を迎えると、その3球目。外角低めのボールを右前へとはじき返すと、二走・ガルシアも一気に生還した。
「なんとか先制したい場面だったので、ランナーをかえすことができてよかったです。まだ序盤なので、もっと援護できるように頑張ります」とコメント。
前夜も、先制弾を含む3安打の猛打賞で大暴れ。三塁打が出ればサイクル安打達成だったが、「この球場では難しい。足が切れるわ」と笑い飛ばしていた福留。
好調のチームにあって、5連敗中のガルシアに、6月9日の日本ハム戦以来、84日ぶりの勝利を後押しする貴重な先制点となった。