阪神 逆転で9連戦の最終戦を白星締め 木浪を起点に怒とうの6連打で一挙5得点

 6回、ソロを放った阪神・木浪聖也(左)と笑顔でタッチを交わす近本光司
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 「中日3-6阪神」(14日、ナゴヤドーム)

 阪神が逆転勝ちで、ナゴヤドームでの連敗を5でストップさせた。

 四回まで無得点だった攻撃陣が五回に目覚めた。中日先発・山井に簡単に2死を奪われ走者なし。ここで矢野監督が先発・秋山に代えて、代打・木浪を送ったが、これが大きな反撃の起点となった。

 山井から右前へとはじき返すと、劣勢ムードは一変。続く1番・近本が中堅頭上を越える適時二塁打で、一走・木浪は一気に生還。近本が今季124安打目を放ち、虎の新人コンビで打線に勢いをもたらした。さらに北條も適時二塁打で続き、福留が懸命な走りで内野安打。そしてマルテが4番として初の適時打。真ん中に甘く入ったスライダーをはじき返して、試合を振り出しに戻した。

 殊勲打は6番・大山だった。2死二、三塁から、変化球を中前へとはじき返すと、二走・マルテもヘッドスライディングでホームベースを駆け抜けた。

 2死から鮮やかな6連打で5得点。24イニング無得点と苦しんだ猛虎打線が、意地を見せた。六回は木浪が、右翼スタンドに今季3号のソロ。5月15日の巨人戦(東京ドーム)以来、91日ぶりの一発で効果的に加点した。

 リードを奪えば鉄壁救援陣の出番。五回は能見がマウンドへ。2死からビシエドに二塁打を許したが、阿部を落ち着いて空振り三振に仕留めて無失点。逆転直後に相手打線を沈黙させ、流れを三塁側へと引き寄せたベテラン左腕は、うれしい今季初勝利となった。

 その後は島本、岩崎、ジョンソンとつないで最後は藤川が試合を締めた。負ければ今季の中日戦負け越しが決定する一戦をもぎ取り、9連戦の最終戦を白星で締めた猛虎。移動日を挟んで16日からは敵地・東京ドームに乗り込む。上位3チームに食らいつくため、一戦必勝で反攻を目指していく。

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